ローマ帝国ジャイアンリサイタル(暴君?ネロ)

歴史的な暴君? その素顔に迫る。

凛さん
続いては、Fate/EXTRAで一躍ヒロインとなった、ネロ・クラウディウスさんね
玉藻ちゃん
アルトリアさんそっくりさんだったので、当初は赤セイバーとか呼ばれていましたが、今は人気のFGOの顔の一人ですね

玉藻ちゃん
史実では暴君として有名な方ですが、ゲームでの属性は『混沌・善』で、憎めないキャラ(もちろん美少女)として登場します
凛さん
そうね、相変わらずの運営の逆張りっぷりには、恐れ入るわ。でも暴君ってイメージも、少し違うみたい。この辺りの説明するわね
凛さん
クレオパトラさんを撃破した跡、オクタビアヌスは事実上の皇帝になり、自分の血縁者を後継者にと努力します。かわいそうに彼の娘のユリアさんは、その都合上、三回も政略結婚をさせられちゃいます。それでも血縁者に帝位を継がせるというオクタビアヌスの希望は果たせず、オクタビアヌスはティベリウスを養子とし、後継としました
玉藻ちゃん
ティベリウスは陰険ですが優秀だったみたいです。二代目ですし、徳川秀忠ポジションですかね
凛さん
その後も優れた皇帝が続き、ローマは繁栄しますが、皇帝達は共通して私生活が不幸で、後継者に苦労しました
玉藻ちゃん
やっぱりクレオパトラさんの呪いですね、きっと
凛さん
そして54年に皇帝となったのが、ネロ・グラディウスでした
玉藻ちゃん
暴君っていうだけあって、やっぱり最初から、ひどい皇帝だったんですか?
凛さん
それがそうでもないの。哲学者として有名なセネカを家庭教師に迎えていた事もあってか、最初の方はすごい名君だった。東方諸国との外交を成功させて、平和と保ったりね。ところで玉藻、世界三大大火って知っている?
玉藻ちゃん
えーと、江戸の明暦の大火と、ロンドンの大火と、玉藻ちゃんが平安京都を焼いちゃった那須野の大火、でしたっけ?
凛さん
最後のは違うわよ。ってあんた以前は何してたのよ? 正解はネロの時代に起こったローマの大火ね
凛さん
一週間続いたこの大火災は、帝都ローマを焼き尽くしたと言われているわ
玉藻ちゃん
いつの時代も火事は怖いですね
凛さん
ネロはローマの大火の際に陣頭指揮をとって被災者の救援に尽力。被災者を収容する仮設住居や食料の手配にあたった。政敵が絶賛するほどの、優れた手腕だったそうよ
玉藻ちゃん
え〜、玉藻ちゃんは『大火を宮殿から眺めつつ故事になぞらえ「トロイアの陥落」を吟じていた』と聞きましたけど?
凛さん
それはただの俗説よ。もちろん放火説もあるけどね。ちなみに世界三大大火は全て放火説があったりします
凛さん
大火からの再建の際にも、優れた手腕を遺憾無く発揮したわ。もう二度とこんな大火事が発生しないように、家の一部を石造りにすることを義務付けたり、ネロの資材を投じて防火設備を作ったりね
凛さん
でもこの頃から、徐々に暴君っぷりを発揮しだした
玉藻ちゃん
まあ、一体どんなひどいことをしちゃったんでしょう? ドキドキします
凛さん
まずローマの大火で空いた土地に、黄金宮殿を作った。ただでさえ窮屈な都市のど真ん中に、自分の巨大像付きの宮殿を作った。この巨大宮殿は一種のコンクリートを用いて作られたものだわ。ネロは芸術の天才を自称していただけあって、特に建築においては優れた手腕を発揮したわ
玉藻ちゃん
キャスターのネロさんの宝具にも出てきましたね。まあ首都に宮殿を作るのは皇帝としては当たり前な気がしますが・・・他には何をされたんですか?

FGOではなぜかビームを発する黄金宮殿

凛さん
建築以外の芸術やスポーツも大好きだったらしく、オリンピックに対抗してネロ祭というスポーツ大会を開いたりしたわ
玉藻ちゃん
オリンピックですか〜
凛さん
当時はオリンピックという概念はマイナーで、昔ギリシャでやっていたらしい祭り、くらいの認識だっんだけど、そこに着目するとは現代でも通じる感性を持っていたのは事実ね
玉藻ちゃん
そういえばFGOのイベントでもありましたね

玉藻ちゃん
当然のようにブルマを履いている点は、運営もわかってらっしゃいますね〜

 

凛さん
今時、ブルマって・・・まあいいわ。そして「太陽神ソルに匹敵する戦車御者」を自称するそしてネロ自身も出場して、戦車から落ちちゃってます
玉藻ちゃん
あらら
凛さん
でもなぜか優勝したらしいわ
玉藻ちゃん
まあ皇帝ですからね、他には?
凛さん
ネロが「楽神アポロンに匹敵する芸術家」と称して自ら舞台に立ったりもしたわ。建築と違ってこちらの才能はなかったらしく、つまんなくて帰る観客が続出。観客が帰らないように兵を配置したら、産気づいた妊婦さんが中で出産しかけたとか
凛さん
急死したふりをして、棺桶で脱出した人もいたそうよ
玉藻ちゃん
まるでジャ○アンリサイタルですね。というか、さっきから聞いていたんですけど、そんなにひどいことしていない気が・・・暴君といっても、ガキ大将というか、ジャ○アン的な暴君じゃないですか?
凛さん
悪行としては身内、特に母親を毒殺したりはしているけど、ネロを虐待してきた野心家で、ほとんど政敵みたいな存在だったのよね
玉藻ちゃん
かなり長い間、母親によって虐待されていたみたいですね。もちろん性的な意味で
凛さん
ネロが暴君になってしまった理由として、ネロが頭痛持ちであったことから、当時のローマで多かった鉛中毒だったという説もあるけど、確証はないわ
凛さん
fate世界では母親によって毒物と解毒剤を与えられていて、母親を失うと同時に解毒剤も失ったとのこと。FGOのスキルで『頭痛持ち』というのがあるのが、そのためね。あと音痴になったのも毒のせいとか
玉藻ちゃん
結局、そんなに悪い人には思えませんねえ
凛さん
ところが政敵であった元老院は、当時起こった属州の反乱を巧みに利用してネロを退位に追い込むの。ネロはあえなく自害
玉藻ちゃん
遺言は、「この世からなんと素晴らしい芸術家が消えることか」だったとされます
凛さん
死後もローマ市民からの人気は高かったらしく、その墓に花や供物が絶えなかったそうよ
玉藻ちゃん
やっぱりそんなに悪い人じゃないですね。なんで暴君ネロ、なんて悪評がついたのでしょう?
凛さん
キリスト教を迫害してペテロが殉教したりしたため、後のキリスト教会から徹底的にネガキャンされたのが原因でしょうけど
玉藻ちゃん
やっぱり初代法王のペテロさんは、カトリックにとっては特別の存在だったんですね
凛さん
ネロは後に666の印をつけられ、キリスト教で予言されている『バビロニアの大淫婦』として非難されたりもしたわ
玉藻ちゃん
淫婦って言っても、史実では男ですけどね。FGOでは女の子ですけど
凛さん
ただはキリスト教弾圧は他の皇帝もしているしねえ。2代目皇帝ティベリウスなんかキリストを処刑した時の皇帝だし。悪く言われる原因は、やっぱりローマの大火かしら
玉藻ちゃん
確かに。でもローマを焼いた真犯人は、ネロ皇帝なんでしょう? なら仕方ないですねぇ
凛さん
それについては、今でもよくわからないの。最近では、迫害にあっていたキリスト教徒が実際に火をつけた、という説も有力ね。ここがはっきりすれば、汚名は返上できるでしょうけど・・・
玉藻ちゃん
ある意味、ワガママだけど人気者というFate/EXTRAやFGOの解釈は時代を先取りしているのかもしれませんね(女体化を除く)〜
玉藻ちゃん
正直、玉藻ちゃんが生前にした悪行の方が、ずっと上で、拍子抜けしちゃいました〜
凛さん
生前のあんたは一体何やってたのよ?
玉藻ちゃん
え〜、本当に聞きたいですか?
凛さん
・・・聞くのが怖いから、やっぱりいいわ

FGOにおけるネロ・クラウディウスのスキルと宝具

凛さん
ネロ・クラウディウス(セイバー)のFGOにおける評価を行うわね
玉藻ちゃん
スキルは頭痛持ち、皇帝特権、三度、落陽を迎えてもの3つ。全て生き残りのためのスキルで、とにかくしぶといセイバーという印象ですね
凛さん
『三度、落陽を迎えても』は、自殺の際に、何回も息を吹き返したという逸話からね。三日後に助けにきた兵士を前に、息を吹き返したという
玉藻ちゃん
ガッツ3回とか、ヘラクレスさん以上の不死身さですね
凛さん
それだけ、民衆にとって生き返ってほしい皇帝だった。ということね
凛さん
ちなみに宝具は童女謳う華の帝政、ラウス・セント・クラウディウス

玉藻ちゃん
芸術を愛好したネロらしい宝具ですね。音痴でなきゃいいんですけど・・・

凛先生の要点まとめ

暴君ネロよりも、その師匠であったセネカの方が試験に頻出だわ。ストア派の学者で『幸福論』という書物を書いていることで有名なんだけど、ネロに殺害されてしまうの。

玉藻ちゃん
『幸福論』の著者が・・・何か皮肉ですね

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