通史第2回目 古代メソポタミア(中)

復讐するは、我にあり。復讐法とハンムラビ法典

凛さん
前回は、古代メソポタミアのシュメール文明について説明したわね。今回はその後編です
玉藻ちゃん
シュメールは、最初に現れて多くの文明の起源となったゲートオブバビロン文明というやつですね
アルトリアたん
はい・・・正直、私がお役に立てたのか疑問ですが・・・
凛さん
ではここで特別ゲスト。シュメールといえばこの人。人類最古の英雄王、ギルガメッシュさんです!
アルトリアたん
ええ! かの王が来るなどと、聞いておりません
玉藻ちゃん
アルトリアさんは、ギルガメッシュ王が苦手ですからね〜
アルトリアたん
くっ・・・だが逃げるのは騎士としてあるまじき行為。ここは受けて立つのみ!

ギルガメッシュ(子供)

「初めまして。英雄王こと、ギルガメッシュです」

アルトリアたん
え!?
玉藻ちゃん
きゃー可愛い。頭良さそうな美少年ですね!

ギルガメッシュ(子供)

「むぎゃ・・・玉藻さん、胸を押し付けないでください。苦しいです」

凛さん
・・・本当に、可愛くて利発そうな少年ね
アルトリアたん
・・・これがあの英雄王?
凛さん
そうよ、幼年時代の姿。通称〝子ギル〟ね

ギルガメッシュ(子供)

「よろしくお願いします。凛さんに、アルトリアさん」

アルトリアたん
なんと・・・こんな礼儀正しそうな子供が、あの慢心極まりない英雄王の子供時代の姿だと・・・

凛さん
ギルガメッシュ神話の彼は、思慮深く有能な賢王として伝わっているわ。慢心するのはもっと先ね
玉藻ちゃん
何気にFateシリーズで一番召喚されているサーヴァントで、実は聖杯戦争が大好きなんですよね?

子ギル

「多分そうだと思いますよ。あの人のことは、自分でもよくわかりかねますが」

アルトリアたん
こんな子が・・・あんな風に育つなんて・・・きっと師匠がよほど悪かったのでしょう。おそらく彼みたいな師匠がついていたのでしょう

アーサー王の師匠、花の魔術師マーリン。サキュパスとの混血

玉藻ちゃん
このまま育てて、アルトリアさんの理想の男の子に育成してはどうでしょう? 理想の男性は探すのではなく育てる時代、逆光源氏・・・いえ逆うさぎドロップですね
アルトリアたん
・・・た、玉藻。なんてことを!?

子ギル

「うーん、どうかな・・・僕も経験を積んでレベル99になったら、あの王様みたいになってしまう気がします。人間の善徳も悪徳も、全て肯定する賢王にね」

アルトリアたん
・・・
玉藻ちゃん
そう思うと複雑ですね〜

子ギル

「ところでお土産に、当時の料理をお持ちしました。ハッビル(ビール酵母のパン)に、ラム肉のシチュー、豆と麦と鶏肉のリゾット。デザートは干しぶどうとりんごを混ぜ込んだ焼き菓子です。未成年なので、お酒は用意していませんが、シュメールではビールが好まれました」

玉藻ちゃん
ビールは七章の終わりにギルガメッシュ王からプレゼントされていましたね。でもみんな(見た目は)未成年ですから、お酒はやめときましょう
アルトリアたん
・・・ふむ、なかなか美味いですね
凛さん
古代とは思えない多彩な料理。シュメール人の食文化の豊かさがわかるわね。食べながら、シュメールの説明を続けるわね

古代メソポタミアの変遷

凛先生

前回ではシュメールとギルガメッシュ神話について語ったわね。その後、シュメールは分裂し衰退。前24世紀、アッカド王国がメソポタミア全体を統一します。では玉藻、その王の名前はだれ?

玉藻ちゃん
初めてメソポタミアを統一した王様ですね。それはもちろん我らがギルガメッシュ王です!

凛先生

残念、ハズレです

玉藻ちゃん
みこーん! 違うんですか!?

凛先生

だってギルガメッシュはアッカド王国じゃなくてシュメールの王様だし、第0回通史1話でも説明した通り、そもそも実在がわからない人物なの。でもFateのおかげでやたら有名になったので、そういうひっかけ問題が出そうだから注意してね。

正解は、サルゴン1世でした。

玉藻ちゃん
記録が残っている限り最古の実在する英雄ということですね

凛先生

そうね。だからFGOで実装されるかもしれないわね。ちなみにアッカド王国の民族系統はセム系ね。

玉藻ちゃん
民族系統ってなんですか?

凛先生

言語による大まかな区分よ。ヒッタリト、リディア、アケメネス朝ペルシャインド=ヨーロッパ系で、エジプトはハム系。他は全部セム系と覚えておきましょう。古代以降はイスラム化したアラブ人が中東を席巻し(世紀末覇者、ハサンさんとイスラム)、混血が進むので、出題されることはなくなるんだけどね。

アッカド王国は短命に終わり、一時的にシュメール人のウル第三王朝が支配しますが、ついでメソポタミアを支配したのが古バビロニアでした。

子ギル

このバビロンと、僕が支配していたシュメールとは地域は一緒だけど王朝も時代も違うので、注意してね。

玉藻ちゃん
ややこしいのですが、あとで新バビロニアというのも出てきますよー

凛先生

古バビロニアで重要なのは、ハンムラビ王と彼が制定したハンムラビ法典ね。目には目を、といった復讐法の原則と、身分によって刑罰が違うという身分法で、現代の法原則とは異なるので注意してね。記述試験で狙われるから

凛先生

繁栄を誇った古バビロニアも、古代の戦闘民族たるヒッタリトによって滅ぼされてしまいます。ヒッタリトの強さの秘訣が、鉄器を用いたことでした。この時代、ヒッタリトと互角に戦えたのは、エジプトのオジマンディアス王ことラムセス2世くらいでした。

玉藻ちゃん
FGOの第六章で出てきたあのファラオ、強かったんですね〜

FGOのラムセス2世

凛先生

というわけで、次はメソポタミア編の最後ね。

凛先生の要点まとめ

古バビロニアで重要なのは、ハンムラビ王と彼が制定したハンムラビ法典ね。目には目を、といった復讐法の原則と、身分によって刑罰が違うという身分法で、現代の法原則とは異なるので注意。

民族系統は地味に頻出。ヒッタリト、リディア、アケメネス朝ペルシャインド=ヨーロッパ系で、エジプトはハム系。他は全部セム系と覚えておきましょう。

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